個展『inside』
内面というと、個人の独立した心の中をイメージする言葉だろう。
しかし、現代社会に於いてはインターネット等を介して個人の内面同士が繋がり合い、互いに影響を与え合う。
"個人の内面"は"集団の内面"に拡大していき、他人との境界すら曖昧になる。形ない精神世界は人間の本能も感情も浮き彫りにしている。
内面というのは形がなく、それがたとえ自分や集団の心理的なものであっても意識しづらい。
内と外の関係を物体として可視化することで再認識することが出来るのではないか。自分自身の感覚で表現したい。