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個展『inside』

内面というと、個人の独立した心の中をイメージする言葉だろう。 しかし、現代社会に於いてはインターネット等を介して個人の内面同士が繋がり合い、互いに影響を与え合う。 "個人の内面"は"集団の内面"に拡大していき、他人との境界すら曖昧になる。形ない精神世界は人間の本能も感情も浮き彫りにしている。 内面というのは形がなく、それがたとえ自分や集団の心理的なものであっても意識しづらい。 内と外の関係を物体として可視化することで再認識することが出来るのではないか。自分自身の感覚で表現したい。
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明石麻里子個展『もっと、もっと叫びたい。』

人の生死や心身の健康が簡単に脅かされる時代。それまで当たり前だと思っていた生活が崩れていく。しかし、答えの見えない社会に蔓延する閉塞感は、それでも生きようと足掻く人間の生物的な本能をかえって浮き彫りにしていく。
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明石麻里子個展『相関する心身』

憂鬱な時、身体は重く沈んだように動かなくなる。明るい気持ちになれば、身体も弾むように軽くなる。 精神が身体の状態に影響を与え、身体もまた精神に影響を与えている。その感覚から引き起こされるイメージを可視化して心身の相関を明瞭にしてしまいたいと思った。
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卒業制作ファションショー『心層皮腑』

炎で溶けていく化学繊維は、独特な皺と質感を作り出す。 それは時に環境も身体も蝕んでいく"毒"と危険を孕んでいる。 しかし、化学繊維特有の強く激しい色彩や、 溶けて縮んだ質感は、かえって生々しい肉体と生命の姿を強く訴えかけ、生物としての人間の存在を映し出す。